むち打ちが後から痛む理由とは?

むち打ちが後から痛む理由とは?
交通事故後に整形外科へ通うべき理由|豊中市の整形外科が解説

「事故直後は何ともなかった、大丈夫!」翌日以降で、後悔につながることがあります

交通事故は一生に何度も経験するものではないので、
交通事故に遭った直後、「たいしたことない」「痛みもないし大丈夫」「少し痛みがあるけど、明日には治るだろう」と思ってしまう方は少なくありません。
しかし翌日、あるいは数日後になって首や腰に痛みが出てきたという経験を持つ方は意外と多いのです。

私は交通事故ではありませんが同じ経験があります。箕面のサウナにいった際に、右足を捻挫しました。直後は「たいしたことない。明日にはだいぶ良くなるだろう」と。しかし翌朝目を覚ますと、足は腫れて、痛みが徐々に強くなりました。完治には4週間かかったのです。

これはけっして珍しいことではありません。むち打ちをはじめとする交通事故後の症状には、時間差で現れるという特徴があります。「症状がないから問題ない」ではなく、「症状が出る前に診てもらう」ことが、その後の未来を大きく左右する可能性があります。

なぜ後から痛みが出るのか

炎症は遅延して起きる

事故直後は、精神的にも肉体的にも強いストレスにさらされると、副腎という臓器からアドレナリンが分泌されます。このホルモンには一時的に痛みを感じにくくさせる作用があるため、受傷直後は症状を自覚しにくい状態になっています。

その後、数時間〜数日かけて炎症反応が広がると、その部位に痛みや張りが現れてきます。首の靱帯や筋肉が損傷している場合、組織の修復過程で炎症が遷延することもあり、「じわじわと悪化していく」感覚を訴える患者さんも多くいらっしゃいます。
例えると筋肉痛が翌日以降で、遅れて体感するイメージです。

神経症状

むち打ち(頸椎捻挫)では、頸椎周辺の神経が影響を受けることがあります。神経の刺激や圧迫は、痛みだけでなく、手のしびれ・頭痛・ボーっとするなど多彩な症状として現れることがあります。
こうした神経症状は、受傷後しばらくして日常生活の中で、症状を気づく=顕在化する場合が多く、「なぜ今になって?」と感じる方も多いです。だからこそ、自覚症状がない段階でも診察を受けることに意義があります。

放置するとどうなるのか

「そのうち治るだろう」と受診を先延ばしにすると、いくつかのリスクや不利益が生じる可能性があります。

まず、慢性化のリスクです。初期の急性炎症を適切に管理しないと、痛みが慢性的な状態へと移行しやすくなります。急性期に適切な固定や安静、必要に応じた投薬治療を受けることが、長引かせないための第一歩です。私の場合では、捻挫も早期に適切に介入すれば、4週間ではなく2週間程度で改善したと考えています。

また、後遺障害の認定に影響するという点も見逃せません。自賠責保険の手続きにおいては、「事故後いつから・どのような症状があったか」という診療記録の積み重ねが非常に重要になります。診療記録=証拠となるため、受診が遅れると、症状と事故の因果関係を証明することが難しくなる場合があります。受診はしていないが「症状があった!」と訴えても、それは証拠がないですねと本来受けることができた後遺障害の認定は受けることもできず、患者さんが泣き寝入りすることもあります。

さらに、整骨院だけでの対応には限界があることも知っておいてください。整骨院では手技による施術は受けられますが、レントゲンやMRIなどの画像検査や、薬の処方はできません。また医学的な根拠のある、つまりは保険会社が証拠として認めてくれる診断書を発行できるのは、医師のいる整形外科のみです。

整形外科ではどんな検査をするのか

当院では、まず問診で事故の状況や現在の症状を問診や診察で確認します。
その後、必要に応じて以下のような検査を行います。

  • レントゲン検査:骨折・骨のズレ・頸椎や腰椎のアライメントの確認
  • MRI検査:必要に応じて椎間板や靱帯の損傷、神経への影響を評価する場合があります
  • 神経学的検査:しびれや筋力低下の有無を診察

これらの診察・検査によって、「画像上は異常なし」でも症状が続く場合には、適切な根拠を記録します。この記録が、後の保険手続きや症状の経過観察において大切な意味を持ちます。

自賠責保険と整形外科受診の関係

交通事故によるケガの治療費は、原則として加害者側の自賠責保険から支払われます。健康保険との違いは、患者さんが窓口で費用を立て替える必要がない点です。

自賠責保険の手続きをスムーズに進めるためには、整形外科での継続的な通院記録と、医師による診断書・後遺障害診断書が必要になります。整骨院の施術のみでは、これらの書類を発行することができません。

また、約半年経過しても症状が残存する場合の「症状固定」の判断や、重篤な外傷の場合には後遺障害等級の認定をする場合においても、整形外科医の所見が重要な根拠となります。適切な経済的なサポートを受けるためにも、継続的に整形外科への通院を続けることをお勧めします。

豊中市で受診するメリット

自宅や職場からアクセスの良い整形外科クリニック、整形外科病院をお勧めいたします。

事故後の急な受診にも対応しやすく、通院のしやすさという面でも継続しやすい環境があります。

交通事故後の治療は、1〜2回で終わるものではなく、状態を見ながら数週間〜数ヶ月かけて経過を見ていくことになります。自宅や職場に近い医療機関で、継続的な関係を築くことが、治療の質と保険手続きの両面でポイントになります。
「豊中市内に在住だけど、交通事故後の診察を受けたい」「むち打ちかもしれないが、どこに行けばいいかわからない」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

違和感を感じたら、早めにご受診を

痛みが強くなってからではなく、「なんとなく首が張る」「頭が重い気がする」という段階での受診が、その後の回復を早める可能性があります。

交通事故後は、精神的・身体的なダメージだけでなく、保険手続きなど慣れないことが重なりストレスも小さくありません。
当院では、診療面だけでなく書類面でもサポートが可能です。必要に応じて弁護士などの専門家とお繋ぐこともあります。
まずは一度、ご来院ください。